NATOに響くトルコのクルド問題 続く国民と民族の葛藤
11〜12日に予定される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議。その直前までスウェーデンの加盟にトルコは同意しなかった。トルコがテロ組織と規定するクルド労働者党(PKK)の活動をスウェーデンが容認しているとの不満が強いからだ。トルコ政府の姿勢の背景には、近代トルコ建国から100年を経た今でも「国民」と「民族」という2つの帰属意識の葛藤が残り、それが国内政治に反映している現実がある。 NATOのス...
11〜12日に予定される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議。その直前までスウェーデンの加盟にトルコは同意しなかった。トルコがテロ組織と規定するクルド労働者党(PKK)の活動をスウェーデンが容認しているとの不満が強いからだ。トルコ政府の姿勢の背景には、近代トルコ建国から100年を経た今でも「国民」と「民族」という2つの帰属意識の葛藤が残り、それが国内政治に反映している現実がある。
NATOのス...
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