産業育成と都市観光 渋谷に2つの顔
創造性の高い都市を形成するのに大切なのは「場所の質」――。米国の都市経済学者、リチャード・フロリダ氏は「新クリエイティブ資本論」でこう説く。技術や才能の豊かな人材が集い、創造力を発揮するには、多様性を認める開放的な環境を整え、種をまき、自然な経過をたどって発展...
今こそソフトスキルを磨け 首藤啓成氏
生成AI(人工知能)の台頭による不安からリスキリング(学び直し)希望者が急増しているという。この動きには「生成AIをうまく使いこなそう」「AIに奪われない仕事のスキルを身につけよう」という2つの分類がある。特に後者の「AIに奪われない仕事のスキル」という観点で...
金正恩氏、米中に疑心 防空・拒否権に照準
およそ4年半ぶりにロシアで再会したプーチン大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記。この間、プーチン氏の求めに応じて金正恩氏がロシアに接近したのは、米国と中国という大国への疑心が差し迫ったものになったからだ。前回は2019年4月にロシア極東ウラジオスト...
女性閣僚の意味 見える景色を変えていこう
「見えないものにはなれない(We can't be what we can't see)」。これはマイノリティーのキャリアを考える上でしばしば使われる言葉だ。首相や閣僚が中高年男性ばかりの政治の世界では、女性や若い世代が自身の能力を生かして活躍する姿を描きにく...
iDeCo300万人加入 掛け金上限、勤務先で違い
ようやく少し暑さが和らいできて、幸子と良男は夕食後、窓を開けて風を感じながらお茶を飲んでいます。隣でスマホをいじっていた恵が「iDeCo(イデコ)の加入者が300万人を超えたとSNS(交流サイト)で話題だよ」と言います。良男 イデコって何だっけ。忘れちゃったよ...
「耳助ける」スピーカー、50歳超半分のニッポンに響く
日本はまもなく人口の半分が50歳を超える国になるらしい。世界で最も高齢化が進む現実を映すデータだ。社会保障費の増大や介護といった課題は多いが、過去に例のない市場が誕生する予感もある。人生経験の豊かな世代が個人消費をけん引する社会。1970〜80年代の音楽や映像...
中国の輸入停止、国際法違反 経済的威圧にどう向き合う
ポイント○中国はたびたび単独で経済的威圧を行使○処理水巡る中国の措置は科学的根拠薄弱○WTO委員会やRCEPの活用も検討を中国は東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出を受け、日本産の水産物輸入を全面的に停止した。日本産農林水産品の輸出先の3割超を占める...
規制やルールに縛られる経済成長 森川正之氏
多くの国で1980年代ごろから通信、運輸、エネルギーといった分野で、参入や価格に関する経済的規制の緩和が進んだ。しかし、安全、労働、環境などの規制や、消費者を保護する社会的規制は、それ以上に増えている。米国では、連邦政府規制が年率3.5%で増加してきた。日本も...
戦略なき3年半の闘い コロナ危機対応、教訓生かす時
新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)は3年余りの歳月を経て平時に近い体制に移行した。第10回日経・FT感染症会議(主催・日本経済新聞社、共催・英フィナンシャル・タイムズ)は10月16〜18日にホテルニューオータニ(東京・千代田)で開かれる。今...
仕事とジェンダー格差(4) 負担が偏る出産・育児
今回は男性と女性のキャリアに非対称な影響を与え、格差を生む契機となるライフイベント、出産と育児に注目しましょう。以前は多くの女性が、出産・育児を機に仕事をやめました。国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」によれば、第1子出産前後で就業を続ける女性の...
33歳のNewsPicks編集長「新しい発明を探索」動画で新境地
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宮古島の生き物はどこから来た? 海に消えた巨大な島をめぐる新説
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バイオリンの音色を数理的に研究、国際大会で受賞 札幌の田中さん
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生成AI開発で新聞協会ら4団体が声明発表「著作権保護策の検討を」
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スポーツの「音」、新技術で見える、感じる デフリンピックへ続々
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写真に映る格差 休戦70年、中ロ朝「結束」の舞台裏
最後の冷戦地帯として残る朝鮮半島。7月27日に朝鮮戦争(1950〜53年)の休戦協定締結から70年を迎えた韓国と北朝鮮のそれぞれトップの1日は、分断国家の「いま」を象徴した。韓国南部・釜山での記念式典に出席した尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、当時の国連軍に...
春秋(8月11日)
中国ではこのところ、日本産の食品が目のかたきにされている。税関での放射性物質の検査を厳しくしたため水産物の輸入が滞り、影響は菓子やコメにも広がってきたそうだ。共同通信によれば、福島県産の酒や千葉県産のウイスキーを売った業者が処罰されたという。▼東京電力福島第1...
平野耕太郎氏(18) 大仕事やり遂げ会長に
4月1日付で先崎正文執行役専務が日立建機の社長に就いた。このタイミングでトップ交代に踏み切ったのは、社長在任中にやり遂げようと考えていた3つの仕事に一区切りがついたからです。米ディア社との提携を解消し、日立製作所との資本関係の見直しができ、新しい中期経営計画...
歳出改革は評価制度を生かせ 西村健氏
政府は異次元の少子化対策として3年間で年3兆円台半ば、防衛費は5年で43兆円、国内総生産(GDP)比2%に倍増させる。「大前提として消費税を含めた新たな税負担は考えていない」と岸田文雄首相は主張したが、財源と必要な歳出削減の議論は先送りされた。歳出改革はどの政...
エンタメ界の2024年問題 「裏方」環境改善の契機に
残業規制の強化で運転手不足が懸念される「2024年問題」が文化、エンタメ業界にも波及しそうだ。運送業界のコスト増はチケット代の上昇や地方公演の減少だけでなく、制作スタッフらがロケバスなどの業務も掛け持ちする「グレーゾーン」の拡大につながる可能性も指摘されている...
考え抜く力、幼少期から育成 金融リテラシー高めるには
ポイント○家庭内の親からの教育状況が知識に影響○ジェンダー格差考慮した学校教育構築を○人々の行動特性に基づく関連教育が必須急速な少子高齢化の進展により公的年金の給付水準の低下が予測されている。個人の生活設計や資産形成に当たっては、これまで以上に早期かつ長期にわ...
お盆の高速渋滞、下りは11日にピーク 上りは分散傾向
旅行や帰省などで高速道路の渋滞が発生するお盆休みがやって来た。今年は高速道路の下り線で祝日(山の日)11日に渋滞回数予測のピークを迎え、序盤の11〜13日に渋滞が集中しそうな見通し。一方、上り線は例年よりも渋滞発生が分散する傾向があるとみられる。渋滞を効率よく...
投資家と向き合う経営(2) PBRの持続的な向上策
最近、PBR(株価純資産倍率)が1倍を割る企業を「上場失格」と捉える傾向が強まっています。PBRは企業の株価を1株当たり純資産で割った比率で、高い値は市場からの高い評価を反映しています。東京証券取引所によると、日本企業の43%がPBR1倍割れを経験しており、こ...
安保と差別のきわどい一線 中国排除が招く米社会の亀裂
米中西部ノースダコタ州の静かな街に中国企業を呼ぶ計画がもちあがった時、7人いる地元市議の6人はもろ手を挙げて歓迎した。ただ一人、反対したのがキャサリン・ダチラー氏だ。結論を急ぎすぎているとの理由だ。だが反対派から過激で差別的な反中発言が相次ぐと、ダチラー氏はこ...
[社説]人材流動化で労働力生かしきろう
政府がまとめた労働市場改革の指針は踏み込みが甘い(5月、首相官邸での新しい資本主義実現会議)貴重な労働力を生かしきり、少ない人員で仕事を回す。そうしなければ、人口減少でこれから一段と深刻になる人手不足を乗り越えることは難しい。主要7カ国で最低水準にとどまってい...
生成AIは「スーパー記者」を生み出すか 米通信社の提携を読み解く
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「常識にとらわれない熱中症対策を」医師会長らが小池知事に緊急提言
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東京・江東区長が陳謝、区長選挙中に有料ネット広告 違法の恐れ
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ラムネのビー玉は何のため? 密閉する栓、びんにはさまざまな工夫も
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気候危機対策×脱原発 再エネ100%めざし9月に東京でイベント
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ダイオキシン含む除草剤「管理」の国有林で発見できず 撤去決まるも
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シカがあらわれた! カモシカ「たたかう にげる ぼうぎょ」どれ?
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部活の顧問が競技未経験者でも… 学生コーチとICTで指導を後押し
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原発使用済み核燃料の「中間貯蔵施設」建設を提案 中国電・関西電
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平野耕太郎氏(3) 店番で商売感覚を養う
「木曽山崎団地」(東京都町田市)に転居した。高度成長期の住宅不足に対応するため整備された新興団地で、JR町田駅から北へ3キロぐらいに位置し、若い世代がたくさん住んでいました。母は東京都練馬区の店は人に任せ、一家で引っ越しして、団地内のショッピングセンターに支...
ビットコイン、動き出す「半減期サイクル」
代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの価格を左右するイベントが近づいている。ビットコイン取引を承認するマイニング(採掘)の対価として採掘業者に支払われる報酬が半分になる「半減期」だ。過去3回の半減期のたびにビットコインは価格の急上昇と急降下という浮き...
子どもに保健サービス提供を テッド・チャイバン氏
昨今、子どもたちは危機的状況に直面している。新型コロナウイルスの影響などにより、保健、栄養、水と衛生、教育など、子どもたちの命や生活に関わる多くの分野で成果が後退し、数百万人もの子どもたちが依然として基本的な人権を奪われている。気候変動の影響、自然災害、紛争、...
組織、縦割りからフラットに 生成AIと経済社会
ポイント○ピラミッド型組織に基づく分業は不要に○企業連携ではガバナンス基盤の共有必須○AIと人間の判断の最適組み合わせ探れ生成人工知能(AI)が世界を揺り動かしている。端緒はディープラーニング(深層学習)技術の発達である。人間が与えたルールを学習して答えを出す...
「公共」を実験で考える(5) 罰則制度には工夫が必要
個人間の制裁ではなく、よりルール化された罰則制度であれば、社会的ジレンマの状況でも協力を維持できるのでしょうか。ルール化された罰則制度は、様々な状況で人々の行動を律するために用いられています。しかし、実験や理論的な分析の結果から、協力を維持するための罰則制度の...
生成AIの問題点に学ぶ、自由研究の「作法」とは
21日から多くの地域で学校の夏休みが始まる。親にとってわが子の自由研究や読書感想文などの宿題は古今、悩みのタネだ。生成AI(人工知能)を活用してみようか……と、思案する保護者もおられよう。AIが生成する文章の問題点を知り、これを反面教師とすることで、親子で学び...