NY商品、原油反発 石油精製増の観測 金も反発
【NQNニューヨーク=稲場三奈】22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所（NYMEX）で原油先物相場は反発した。WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）で期近の11月物は前日比0.40ドル（0.4%）高の1バレル90.03ドルで取引を終えた。ロシアの石油製品への輸出規制を受け、石油精製が増えるとの観測が買いを誘った。前日にはロシア政府がユーラシア経済連合（EAEU）加盟国の4カ国を除いて、ガソリンとディーゼル燃料の輸出を一時的に停止したと伝わっていた。石油製品の供給を増やすため製油所の稼働率が上がれば、原油相場の追い風になるとの見方が引き続き相場を支えた。ただ、米連邦準備理事会（FRB）による金融引き締めが長期化し、米経済を冷やすとの懸念は根強く、上値は重かった。22日にボウマンFRB理事は講演で「2%のインフレ目標に戻すには追加利上げが必要となると予想する」と述べた。ニューヨーク金先物相場は反発した。ニューヨーク商品取引所（COMEX）で取引の中心である12月物は前日比6.0ドル（0.3%）高の1トロイオンス1945.6ドルで取引を終えた。米債券市場で長期金利が低下し、金利の付かない資産である金先物の投資妙味が増したとみた買いが入った。
【NQNニューヨーク=稲場三奈】22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所（NYMEX）で原油先物相場は反発した。WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）で期近の11月物は前日比0.40ドル（0.4%）高の1バレル90.03ドルで取引を終えた。ロシアの石油製品への輸出規制を受け、石油精製が増えるとの観測が買いを誘った。
前日にはロシア政府がユーラシア経済連合（EAEU）加盟国の4カ国を除いて、ガソリンとディーゼル燃料の輸出を一時的に停止したと伝わっていた。石油製品の供給を増やすため製油所の稼働率が上がれば、原油相場の追い風になるとの見方が引き続き相場を支えた。
ただ、米連邦準備理事会（FRB）による金融引き締めが長期化し、米経済を冷やすとの懸念は根強く、上値は重かった。22日にボウマンFRB理事は講演で「2%のインフレ目標に戻すには追加利上げが必要となると予想する」と述べた。
ニューヨーク金先物相場は反発した。ニューヨーク商品取引所（COMEX）で取引の中心である12月物は前日比6.0ドル（0.3%）高の1トロイオンス1945.6ドルで取引を終えた。米債券市場で長期金利が低下し、金利の付かない資産である金先物の投資妙味が増したとみた買いが入った。
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