[インターハイ特集] PK戦制した藤枝順心が準々決勝へ、終了間際に高岡澪がチームを救う同点弾

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は26日、北海道帯広市などでサッカー女子の1回戦が行われ、全日本高校女子サッカー選手権大会の覇者・藤枝順心(静岡)が、1―1からのPK戦の末に大阪学芸を下し、準々決勝に進出した。 高校総体2023 女子サッカーの組み合わせ サッカー女子・藤枝順心 高岡澪選手(3年)藤枝順心(静岡)と大阪学芸の1回戦で、PK戦で勝利して喜ぶ藤枝順心の選手たち(26日、北海道帯広市で) 試合終了直前、こぼれたボールをゴールに押し込むと、右手を突き上げ喜んだ。エースが、苦しむチームを救う同点弾を放った。PK戦にもつれこみ、全選手が成功させて準々決勝へ進んだ。  インターハイに11回出場し、優勝1回を誇る名門チームは昨年、初戦敗退。この日も前半は、相手のサイドを使った攻撃に苦戦し、リズムをつくれなかった。 「冷静さがないよ」。中村翔監督はハーフタイムに指摘した。後半は、昨年行われたU―17女子ワールドカップの日本代表にも選ばれたFW高岡選手にボールを集めるカウンター戦術に切り替え、期待に応えた。中村監督は「先制されても慌てずにやることができた」と評価する。 目標は2016年大会以来の優勝だ。「難しい試合だったが、みんなが走ってくれたおかげでボールが転がってきた。目の前に集中して明日も勝ちたい」。ゴールに貪欲に向かう闘志を燃やした。(大場暁登)

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[インターハイ特集] PK戦制した藤枝順心が準々決勝へ、終了間際に高岡澪がチームを救う同点弾

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は26日、北海道帯広市などでサッカー女子の1回戦が行われ、全日本高校女子サッカー選手権大会の覇者・藤枝順心(静岡)が、1―1からのPK戦の末に大阪学芸を下し、準々決勝に進出した。

高校総体2023 女子サッカーの組み合わせ

サッカー女子・藤枝順心 高岡澪選手(3年)

藤枝順心(静岡)と大阪学芸の1回戦で、PK戦で勝利して喜ぶ藤枝順心の選手たち(26日、北海道帯広市で)
藤枝順心(静岡)と大阪学芸の1回戦で、PK戦で勝利して喜ぶ藤枝順心の選手たち(26日、北海道帯広市で)

 試合終了直前、こぼれたボールをゴールに押し込むと、右手を突き上げ喜んだ。エースが、苦しむチームを救う同点弾を放った。PK戦にもつれこみ、全選手が成功させて準々決勝へ進んだ。

 インターハイに11回出場し、優勝1回を誇る名門チームは昨年、初戦敗退。この日も前半は、相手のサイドを使った攻撃に苦戦し、リズムをつくれなかった。

 「冷静さがないよ」。中村翔監督はハーフタイムに指摘した。後半は、昨年行われたU―17女子ワールドカップの日本代表にも選ばれたFW高岡選手にボールを集めるカウンター戦術に切り替え、期待に応えた。中村監督は「先制されても慌てずにやることができた」と評価する。

 目標は2016年大会以来の優勝だ。「難しい試合だったが、みんなが走ってくれたおかげでボールが転がってきた。目の前に集中して明日も勝ちたい」。ゴールに貪欲に向かう闘志を燃やした。(大場暁登)

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