[テレビ] ＮＨＫ大阪放送局長「視聴者の信頼を損なった」…ＢＳ番組配信の予算承認当時のメディア総局長

　ＮＨＫのＢＳ番組の配信予算問題に関し、役員の一人として問題の稟議（りんぎ）を承認した林理恵専務理事・大阪放送局長は２７日の定例記者会見で、「判断が不適切であり、視聴者の信頼を損なった。心からおわびする」と自身の責任について初めて陳謝した。今月１１日付で稲葉延雄会長から厳重注意を受けていた。ＢＳ番組の配信予算問題を受け、陳謝するＮＨＫの林理恵専務理事・大阪放送局長（２７日、ＮＨＫ大阪放送局で）　今回の問題は、動画配信サービス「ＮＨＫプラス」で、総務相認可の規則で認められていないＢＳ番組の配信を実施するため、昨年１２月、当時メディア総局長だった林専務理事を含む一部役員らが関連の設備購入案を稟議で承認。前田晃伸前会長が決裁し、今年度予算から約９億円を執行しようとしていた。　放送法違反の恐れがあったとの批判に、林専務理事は「放送法を理解しているつもりだったが、稟議の審査にあたり、十分な確認を怠った」と釈明。「再発防止に真摯（しんし）に取り組み、信頼回復に努めることで職責を果たしていきたい」と述べた。

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速報 Jul 27, 2023 Add to Reading List

　ＮＨＫのＢＳ番組の配信予算問題に関し、役員の一人として問題の稟議（りんぎ）を承認した林理恵専務理事・大阪放送局長は２７日の定例記者会見で、「判断が不適切であり、視聴者の信頼を損なった。心からおわびする」と自身の責任について初めて陳謝した。今月１１日付で稲葉延雄会長から厳重注意を受けていた。

　今回の問題は、動画配信サービス「ＮＨＫプラス」で、総務相認可の規則で認められていないＢＳ番組の配信を実施するため、昨年１２月、当時メディア総局長だった林専務理事を含む一部役員らが関連の設備購入案を稟議で承認。前田晃伸前会長が決裁し、今年度予算から約９億円を執行しようとしていた。

　放送法違反の恐れがあったとの批判に、林専務理事は「放送法を理解しているつもりだったが、稟議の審査にあたり、十分な確認を怠った」と釈明。「再発防止に真摯（しんし）に取り組み、信頼回復に努めることで職責を果たしていきたい」と述べた。

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