[ニュース] 学力テスト中3英語「話す」、正解「0問」6割超…正答率わずか4・2%の問題も

 文部科学省は31日、今年4月に実施した2023年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。中学3年が対象の英語では、「話す」技能の平均正答率が12・4%にとどまった。英語を使ったコミュニケーションを重視する中学校の学習指導要領が21年度に実施されてから初めてのテストだったが、英語で表現する力が十分に身に付いていない実態が明らかになった。 全国学力テストは毎年、小学6年と中学3年を対象に行われている。今回は国公私立校の約190万人が受けた。国語と算数・数学に加え、4年ぶりに中3で英語のテストも実施された。 英語の平均正答率を技能別でみると、「聞く」が58・9%、「読む」は51・7%で5割を超えた。一方、「書く」は24・1%にとどまり、全国値を推定した「話す」に次いで低かった。  「話す」は、英語で考えや気持ちを伝え合う活動を重視する学習指導要領を踏まえて出題された。全5問のうち、留学生による環境問題の発表を聞き、1分間で自分の意見とその理由を考え、30秒間のうちに英語で答える問題では、正答率がわずか4・2%だった。ヘッドセットを付けて英語「話す」テストの開始を待つ生徒(4月18日) 「話す」では、1問も解けない生徒が6割を超えた。作問した国立教育政策研究所の責任者は「聞いたことを基に考えと理由を述べる力を測る狙いだったが、場面設定が複雑になりすぎ、生徒には難しかったようだ」としている。 「話す」は今回、1人1台配備が実現したデジタル端末を活用。解答の音声データを送信するオンライン方式で初めて行われた。 都道府県別の成績は、国語と算数・数学で秋田や石川、福井が上位となるなど例年と同じ傾向だった。英語は1位が東京、2位は神奈川と愛知で、いずれも都市部だった。

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[ニュース] 学力テスト中3英語「話す」、正解「0問」6割超…正答率わずか4・2%の問題も

 文部科学省は31日、今年4月に実施した2023年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。中学3年が対象の英語では、「話す」技能の平均正答率が12・4%にとどまった。英語を使ったコミュニケーションを重視する中学校の学習指導要領が21年度に実施されてから初めてのテストだったが、英語で表現する力が十分に身に付いていない実態が明らかになった。

 全国学力テストは毎年、小学6年と中学3年を対象に行われている。今回は国公私立校の約190万人が受けた。国語と算数・数学に加え、4年ぶりに中3で英語のテストも実施された。

 英語の平均正答率を技能別でみると、「聞く」が58・9%、「読む」は51・7%で5割を超えた。一方、「書く」は24・1%にとどまり、全国値を推定した「話す」に次いで低かった。

 「話す」は、英語で考えや気持ちを伝え合う活動を重視する学習指導要領を踏まえて出題された。全5問のうち、留学生による環境問題の発表を聞き、1分間で自分の意見とその理由を考え、30秒間のうちに英語で答える問題では、正答率がわずか4・2%だった。

ヘッドセットを付けて英語「話す」テストの開始を待つ生徒(4月18日)
ヘッドセットを付けて英語「話す」テストの開始を待つ生徒(4月18日)

 「話す」では、1問も解けない生徒が6割を超えた。作問した国立教育政策研究所の責任者は「聞いたことを基に考えと理由を述べる力を測る狙いだったが、場面設定が複雑になりすぎ、生徒には難しかったようだ」としている。

 「話す」は今回、1人1台配備が実現したデジタル端末を活用。解答の音声データを送信するオンライン方式で初めて行われた。

 都道府県別の成績は、国語と算数・数学で秋田や石川、福井が上位となるなど例年と同じ傾向だった。英語は1位が東京、2位は神奈川と愛知で、いずれも都市部だった。

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