[国際] トランプ氏「史上最大の魔女狩りの続きだ」、一族による資産価値の不正操作疑惑で出廷
【ニューヨーク=寺口亮一】米国のトランプ前大統領や一族が経営する企業が資産価値を操作して不正な利益を得たとして、ニューヨーク州の司法長官が訴えた民事訴訟は2日、ニューヨークの州裁判所で口頭弁論が始まった。初日は、トランプ氏本人が出廷した。2日、米ニューヨークの裁判所に出廷したトランプ前大統領(中央)=AP トランプ氏は2日の入廷前、訴訟について「史上最大の魔女狩りの続きだ」と述べ、不正を否定した。自身が出馬している来年の大統領選への妨害だとも主張した。 州司法長官は昨年9月、トランプ氏らが2011~21年に資産価値を大きく見せかけ、銀行から有利な条件で融資を受けたなどとして、不正に得た推定総額2億5000万ドル(約372億円)の返還などを求めて提訴した。 州裁判所は9月26日、資産価値を水増しした証拠は十分だと判断し、弁論を前にトランプ氏らの法的責任を認定した。口頭弁論は不正に得た利益の返還額などが焦点で、12月まで続く見込みだ。
【ニューヨーク=寺口亮一】米国のトランプ前大統領や一族が経営する企業が資産価値を操作して不正な利益を得たとして、ニューヨーク州の司法長官が訴えた民事訴訟は2日、ニューヨークの州裁判所で口頭弁論が始まった。初日は、トランプ氏本人が出廷した。
トランプ氏は2日の入廷前、訴訟について「史上最大の魔女狩りの続きだ」と述べ、不正を否定した。自身が出馬している来年の大統領選への妨害だとも主張した。
州司法長官は昨年9月、トランプ氏らが2011~21年に資産価値を大きく見せかけ、銀行から有利な条件で融資を受けたなどとして、不正に得た推定総額2億5000万ドル(約372億円)の返還などを求めて提訴した。
州裁判所は9月26日、資産価値を水増しした証拠は十分だと判断し、弁論を前にトランプ氏らの法的責任を認定した。口頭弁論は不正に得た利益の返還額などが焦点で、12月まで続く見込みだ。
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