[国際] 米軍メール数百万通、アフリカのマリに送信…アドレス末尾「ｍｉｌ」が「ｍｌ」と誤入力

　【ワシントン＝田島大志】米軍宛ての内部情報を含む多数のメールが長年、アフリカ・マリに誤送信されていたことが１７日、明らかになった。メールアドレスの末尾を米軍用の「ｍｉｌ」とせず、マリで使われる「ｍｌ」と誤入力していた。　英紙フィナンシャル・タイムズによると、誤送信は数百万通に上る。軍事機密は確認されていないが、米軍高官の旅程や部屋番号、身分証の情報などが含まれていたという。マリのドメインを管理するオランダの企業が指摘していた。マリ暫定政権はロシアの民間軍事会社「ワグネル」と近いことで知られる。米国防総省＝ロイター　米国防総省のサブリナ・シン副報道官は１７日の記者会見で、「管理下にある国家安全保障に関する情報が不正に開示されたと認識している」と認めた。再発防止のため、同省のアドレスから「ｍｌ」宛てに送信できないようにする措置を取り、私用アドレスを使わないよう省内に徹底していると説明した。

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速報 Jul 18, 2023 Add to Reading List

　【ワシントン＝田島大志】米軍宛ての内部情報を含む多数のメールが長年、アフリカ・マリに誤送信されていたことが１７日、明らかになった。メールアドレスの末尾を米軍用の「ｍｉｌ」とせず、マリで使われる「ｍｌ」と誤入力していた。

　英紙フィナンシャル・タイムズによると、誤送信は数百万通に上る。軍事機密は確認されていないが、米軍高官の旅程や部屋番号、身分証の情報などが含まれていたという。マリのドメインを管理するオランダの企業が指摘していた。マリ暫定政権はロシアの民間軍事会社「ワグネル」と近いことで知られる。

　米国防総省のサブリナ・シン副報道官は１７日の記者会見で、「管理下にある国家安全保障に関する情報が不正に開示されたと認識している」と認めた。再発防止のため、同省のアドレスから「ｍｌ」宛てに送信できないようにする措置を取り、私用アドレスを使わないよう省内に徹底していると説明した。

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