大黒天物産が一時14%高 増益計画、店舗網拡大を評価

7日の東京株式市場で、西日本を地盤にディスカウントストア「ディオ」「ラ・ムー」などを展開する大黒天物産株が大幅に5日続伸した。一時前日比770円(14%)高の6420円と、2021年11月以来、約1年7カ月ぶりの高値をつけた。前日に23年5月期決算と併せて今期の増収増益計画を示し、収益改善や店舗網拡大への期待から見直し買いが膨らんだ。終値は前日比660円(12%)高の6310円で、東証プライムの値上がり率ランキングで3位だった。23年5月期の連結純利益は前の期比45%減の31億円だった。京都府木津川市に新設した製造・物流拠点の設備投資コストがかさんだほか、光熱費高騰も響いた。24年5月期は一過性の費用がなくなり前期比19%増の37億円を見込む。今期は15店の新規出店を計画し、売上高は6%増の2572億円の見通しだ。成長戦略として積極的な出店や物流網の最適化を進めている。客数は足元で前年同月比7〜8%程度の伸びで推移している。物価高を背景に、低価格品需要は堅調に推移するとの見方もある。市場では「事業規模の拡大に伴う利益上振れへの期待が意識されている」(楽天証券の窪田真之チーフ・ストラテジスト)との声が聞かれた。

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大黒天物産が一時14%高 増益計画、店舗網拡大を評価

7日の東京株式市場で、西日本を地盤にディスカウントストア「ディオ」「ラ・ムー」などを展開する大黒天物産株が大幅に5日続伸した。一時前日比770円(14%)高の6420円と、2021年11月以来、約1年7カ月ぶりの高値をつけた。前日に23年5月期決算と併せて今期の増収増益計画を示し、収益改善や店舗網拡大への期待から見直し買いが膨らんだ。

終値は前日比660円(12%)高の6310円で、東証プライムの値上がり率ランキングで3位だった。

23年5月期の連結純利益は前の期比45%減の31億円だった。京都府木津川市に新設した製造・物流拠点の設備投資コストがかさんだほか、光熱費高騰も響いた。24年5月期は一過性の費用がなくなり前期比19%増の37億円を見込む。

今期は15店の新規出店を計画し、売上高は6%増の2572億円の見通しだ。成長戦略として積極的な出店や物流網の最適化を進めている。客数は足元で前年同月比7〜8%程度の伸びで推移している。物価高を背景に、低価格品需要は堅調に推移するとの見方もある。

市場では「事業規模の拡大に伴う利益上振れへの期待が意識されている」(楽天証券の窪田真之チーフ・ストラテジスト)との声が聞かれた。

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