奈良の県域水道一体化、開始遅れも 知事の精査表明で
設立準備協議会の冒頭であいさつする奈良県の山下知事(21日、奈良市)奈良県の山下真知事は21日、県と県内26市町村などが計画している「県域水道一体化」について、料金想定や枠組みなどを改めて精査して議論を深める方針を表明した。山下知事は、広域化の意義は認めつつ「スタートが1年遅れてもコンセンサスを取った方がいい」と指摘。2025年4月の事業開始予定は遅れる可能性が出てきた。同日開いた県広域水道企業団設立準備協議会の今年度初回会合で方針を説明した。山下知事は同協議会の会長を務める。協議会は当初、統合を進めるための検討部会設立や今後のスケジュールを決める予定だった。ただ、論点を再度整理する必要があるとして、改めて全体の協議会を開くことで一致した。山下知事は事業開始当初からの料金統一にこだわる必要はないとの認識を示した。現在の枠組みに参加していない奈良市については「胸襟を開いて話をする必要がある」と述べた。
奈良県の山下真知事は21日、県と県内26市町村などが計画している「県域水道一体化」について、料金想定や枠組みなどを改めて精査して議論を深める方針を表明した。山下知事は、広域化の意義は認めつつ「スタートが1年遅れてもコンセンサスを取った方がいい」と指摘。2025年4月の事業開始予定は遅れる可能性が出てきた。
同日開いた県広域水道企業団設立準備協議会の今年度初回会合で方針を説明した。山下知事は同協議会の会長を務める。
協議会は当初、統合を進めるための検討部会設立や今後のスケジュールを決める予定だった。ただ、論点を再度整理する必要があるとして、改めて全体の協議会を開くことで一致した。
山下知事は事業開始当初からの料金統一にこだわる必要はないとの認識を示した。現在の枠組みに参加していない奈良市については「胸襟を開いて話をする必要がある」と述べた。
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