[経済] 原油高騰、昨年11月以来の1バレル=91ドル台…米欧の景気拡大への期待反映
【ニューヨーク=小林泰裕】15日のニューヨーク原油先物市場で、代表的な指標となるテキサス産軽質油(WTI)の10月渡し価格は一時、1バレル=91ドル台まで上昇した。産油国の減産方針や世界的な需要拡大の見通しのほか、中国の景気後退不安がやや和らいだことを受け、昨年11月以来、10か月ぶりの高値となった。産油国の減産延長が原油価格の上昇圧力となっている(サウジアラビアで)=ロイター サウジアラビアが自主減産の継続を公表したことなどに加え、中国人民銀行(中央銀行)が14日、景気下支えのため預金準備率を0・25%引き下げると発表した。米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)の利上げの終了が近いとの見方から景気拡大への期待が広がり、価格を押し上げた。WTIの終値は前日比0・61ドル高の1バレル=90・77ドルだった。
【ニューヨーク=小林泰裕】15日のニューヨーク原油先物市場で、代表的な指標となるテキサス産軽質油(WTI)の10月渡し価格は一時、1バレル=91ドル台まで上昇した。産油国の減産方針や世界的な需要拡大の見通しのほか、中国の景気後退不安がやや和らいだことを受け、昨年11月以来、10か月ぶりの高値となった。
サウジアラビアが自主減産の継続を公表したことなどに加え、中国人民銀行(中央銀行)が14日、景気下支えのため預金準備率を0・25%引き下げると発表した。米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)の利上げの終了が近いとの見方から景気拡大への期待が広がり、価格を押し上げた。WTIの終値は前日比0・61ドル高の1バレル=90・77ドルだった。
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