[大リーグ] 大谷翔平「このチームでプレーオフに行きたい」…後半戦初勝利、爪の状態「比較的良かった」

　【アナハイム（米カリフォルニア州）＝帯津智昭】米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平は２１日（日本時間２２日）、本拠地アナハイムでのパイレーツ戦に先発し、後半戦初勝利となる８勝目（５敗）を挙げた。６回１／３を６安打５失点だったが、打線が奮起して８―５で勝利した。 エンゼルス大谷翔平、自己ワースト４被弾したが…打線援護で８勝目 大谷翔平（２１日）＝ＡＰ　今季ワーストタイの５失点ながら、６月２７日のホワイトソックス戦以来の白星がついた。大谷は「あまり気にはしていない。もちろん、（白星が）ついた方がいいとは思うけど、今日に関しては打線が良かったというだけ。七回途中まで投げられたのは唯一良かったところ」と振り返った。 　メジャー６季目で自己ワーストの１試合４本塁打を浴びるなど、投球内容は課題が残った。「（相手が狙いを）絞っている球種で、甘い球をしっかり打たれたという印象」と分析。チームは４連勝を飾り、「勝ちは勝ちで、もちろんうれしい。個人的に反省するところは反省する」と語った。前半戦終盤に割れた右手中指の爪の状態は「（直近の２登板と比べて）比較的良かったし、投げ心地も良かった」と言い、影響は少なかったという。　２０１４年以来のプレーオフ進出を目指すエンゼルスは、これで勝ち越しが「２」となった。１８年に加入し、プレーオフ未経験の大谷は「もちろん僕は６年目だし、やはりこのチームでプレーオフに行きたい、そこで勝ちたい、という気持ちは変わらない」と力を込めた。