岸田首相、NATO・EU会合へ出発 「法の支配を堅持」
NATO首脳会議への出発を前に記者団の質問に答える岸田首相（11日午前、首相公邸） 岸田文雄首相は11日午前、リトアニアとベルギーを訪問するために政府専用機で羽田空港を出発した。北大西洋条約機構（NATO）首脳会議に出席した後、欧州連合（EU）との定期首脳協議に臨む。ロシアや中国の脅威を念頭に安全保障協力の強化をはかる。首相は出発に先立ち、首相公邸で記者団に「分断や対立ではなく、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を同志国と堅持すると確認する機会にしたい」と述べた。NATO首脳会議に合わせてウクライナのゼレンスキー大統領、韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領らと個別会談すると語った。日本はNATOの加盟国ではないが理念を共有するアジア・太平洋の「パートナー国」として招待を受けた。NATOとサイバーや宇宙、人工知能（AI）兵器などの安保に関する新たな協力計画で合意する。日本の首相がNATO首脳会議に出席するのは2022年6月のスペイン会合に続いて2度目となる。EUでは新たな閣僚級の安保協議の枠組み創設について議論する。EUが11年3月の東日本大震災後に導入した日本産食品の輸入規制の完全撤廃に向けた進捗も確かめる。首相は九州北部や中国地方を中心とした大雨被害に関し、自身の不在中も政府をあげて対応を継続すると強調した。10日時点では欧州を訪問するかは被害状況を見極めると説明していた。
岸田文雄首相は11日午前、リトアニアとベルギーを訪問するために政府専用機で羽田空港を出発した。北大西洋条約機構（NATO）首脳会議に出席した後、欧州連合（EU）との定期首脳協議に臨む。ロシアや中国の脅威を念頭に安全保障協力の強化をはかる。
首相は出発に先立ち、首相公邸で記者団に「分断や対立ではなく、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を同志国と堅持すると確認する機会にしたい」と述べた。
NATO首脳会議に合わせてウクライナのゼレンスキー大統領、韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領らと個別会談すると語った。
日本はNATOの加盟国ではないが理念を共有するアジア・太平洋の「パートナー国」として招待を受けた。NATOとサイバーや宇宙、人工知能（AI）兵器などの安保に関する新たな協力計画で合意する。
日本の首相がNATO首脳会議に出席するのは2022年6月のスペイン会合に続いて2度目となる。
EUでは新たな閣僚級の安保協議の枠組み創設について議論する。EUが11年3月の東日本大震災後に導入した日本産食品の輸入規制の完全撤廃に向けた進捗も確かめる。
首相は九州北部や中国地方を中心とした大雨被害に関し、自身の不在中も政府をあげて対応を継続すると強調した。10日時点では欧州を訪問するかは被害状況を見極めると説明していた。
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