春秋(7月5日)
室町から江戸時代にかけて、将軍や大名が臣下に領地を与える際には口約束ではなく文書を送った。本物であると保証するため、墨でサインを記したのが「お墨付き」の語源という。関ケ原の戦いの直前、伊達政宗に送られた「百万石のお墨付き」はよく知られている。▼徳川家康いわく、西軍の上杉勢をけん制すれば50万石を加増する。いまの領地と合わせれば100万石を超える。勇躍して参戦した政宗だったが、結局約束は反故(ほ...
室町から江戸時代にかけて、将軍や大名が臣下に領地を与える際には口約束ではなく文書を送った。本物であると保証するため、墨でサインを記したのが「お墨付き」の語源という。関ケ原の戦いの直前、伊達政宗に送られた「百万石のお墨付き」はよく知られている。
▼徳川家康いわく、西軍の上杉勢をけん制すれば50万石を加増する。いまの領地と合わせれば100万石を超える。勇躍して参戦した政宗だったが、結局約束は反故(ほ...
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