[ニュース] 子どもにスマホいつから?小学生「小さい頃からデジタルに」中学生「危険性判断できる」
[The論点] 情報収集や連絡の手段として欠かせないスマートフォン。子どもたちが手にする姿も当たり前の光景となりました。では、持たせるのに適切な時期は「いつ」でしょう。デジタル機器に早く慣れて使いこなすために小学生の頃から? 判断力がついてくる中学生以上からでしょうか。 衆院選の仕組み、変える?「政権への審判下しやすい」「強者のためのシステム」評価割れる [A論]小学生もデジタル…視力低下指摘も 3人の子どもがいる東京都の女性(45)は小学2年の次男に、入学と同時にスマートフォンを渡しました。自分が長年使用した「お下がり」の端末です。高校2年の長男、中学3年の長女に買い与えたのは中学入学時でしたが、「上の2人が小学生の頃よりも世の中のデジタル化が進んでネットがより身近になり、小さい頃から慣れてほしい」と考えたからです。スマートフォンの利用率、小学生でも5割超え 次男とは、1日2時間以内で午後8時以降は触らないというルールを決め、学校で習ってきたことやサッカーの動画視聴などに使わせています。「有名選手のドリブルテクニックを見ることで、練習の意欲にもつながっている」と言います。 幼い頃からデジタル端末に慣れ親しむ動きは学校でも広がっています。 政府は2019年末から「GIGAスクール構想」を進め、小学1年から1人1台の端末を配備し、授業での活用を推進しています。デジタル教育を進めるNPO法人「CANVAS」(東京)の石戸奈々子理事長は「デジタルの活用は今や特別なことではない。世界中の人とつながり、自ら発信する機会を生かせるよう、スマホもルールを決めて使うことが大切だ」と話します。 子どもたちはスマホで主にSNSを使っています。塾や習い事に通うようになると、行動範囲が広がります。親は習い事の最中でも気軽にメッセージを残すことができ、スマホは親子間の便利な連絡ツールとなっているのです。 都内に住む女性(32)も小学4年の長男に子ども向けスマホを持たせ、よくメッセージを送っています。GPS(全地球測位システム)を使った「見守り」機能も利用しています。「空手やサッカーなどの習い事に通っていて私も働いているので、居場所が確認できるのは安心だ」と話していました。 1 2 3 4
[The論点]
情報収集や連絡の手段として欠かせないスマートフォン。子どもたちが手にする姿も当たり前の光景となりました。では、持たせるのに適切な時期は「いつ」でしょう。デジタル機器に早く慣れて使いこなすために小学生の頃から? 判断力がついてくる中学生以上からでしょうか。
[A論]小学生もデジタル…視力低下指摘も
3人の子どもがいる東京都の女性(45)は小学2年の次男に、入学と同時にスマートフォンを渡しました。自分が長年使用した「お下がり」の端末です。高校2年の長男、中学3年の長女に買い与えたのは中学入学時でしたが、「上の2人が小学生の頃よりも世の中のデジタル化が進んでネットがより身近になり、小さい頃から慣れてほしい」と考えたからです。
次男とは、1日2時間以内で午後8時以降は触らないというルールを決め、学校で習ってきたことやサッカーの動画視聴などに使わせています。「有名選手のドリブルテクニックを見ることで、練習の意欲にもつながっている」と言います。
幼い頃からデジタル端末に慣れ親しむ動きは学校でも広がっています。
政府は2019年末から「GIGAスクール構想」を進め、小学1年から1人1台の端末を配備し、授業での活用を推進しています。デジタル教育を進めるNPO法人「CANVAS」(東京)の石戸奈々子理事長は「デジタルの活用は今や特別なことではない。世界中の人とつながり、自ら発信する機会を生かせるよう、スマホもルールを決めて使うことが大切だ」と話します。
子どもたちはスマホで主にSNSを使っています。塾や習い事に通うようになると、行動範囲が広がります。親は習い事の最中でも気軽にメッセージを残すことができ、スマホは親子間の便利な連絡ツールとなっているのです。
都内に住む女性(32)も小学4年の長男に子ども向けスマホを持たせ、よくメッセージを送っています。GPS(全地球測位システム)を使った「見守り」機能も利用しています。「空手やサッカーなどの習い事に通っていて私も働いているので、居場所が確認できるのは安心だ」と話していました。
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