[ラグビーW杯] ラグビーＷ杯、日本はイングランドに敗れ１勝１敗に…後半１点差に迫るも連続トライ許す

　ラグビーのワールドカップ（Ｗ杯）フランス大会は１７日（日本時間１８日未明）に、日本代表（世界ランキング１４位）が１次リーグＤ組で、前回大会準優勝のイングランド（同６位）と対戦し、１２－３４（前半９－１３）で敗れた。日本は松田がＰＧを４本決めたが、トライを奪うことができなかった。１次リーグは１勝１敗で勝ち点５のまま変わらず。

【後半】

　開始直後、姫野のジャッカルが相手反則を誘う。イングランドの猛攻に日本が粘りの好ディフェンスで対抗。日本が集中力を保った時間が続く。

　日本は１４分、相手反則で得たＰＧを松田が決め、１２－１３と１点差に迫った。

　しかし、イングランドは５６分、トライへの流れの中でノックオンかと思われたプレーがＴＭＯ（ビデオ判定）の結果、反則にならずにトライが認められ（キック成功）、２０－１２とリードを広げた。日本には不運な失点だった。

　日本は一進一退の展開で対抗したが６６分、自陣で与えた５メートルスクラムから左に展開され、最後は絶妙のキックパスが渡ってイングランドがトライ（キック成功）、２７－１２とリードを広げられた。

　残り１０分、イングランドの猛攻を受け、日本のゴールラインぎりぎりでの激しい攻防。日本が必死のディフェンスでしのぐ。

　イングランドはスクラムで時間をうまく使い、終了間際に、ボーナスポイント獲得となる４つ目のトライが決まって、試合終了。日本はこの試合ノートライで終わった。

【前半】

　日本は開始直後、イングランドにＰＧを決められて先制を許したが、１５分に敵陣深く攻め込んで相手の反則を誘い、松田のＰＧで同点とした。

　日本は２３分に松田が再びＰＧを決めて勝ち越したが、その直後、自陣でのマイボールラインアウトのこぼれ球を拾われてトライを許し（キック成功）、６－１０と逆転された。日本は３２分に松田がこの日３本目のＰＧを決めて１点差に。イングランドは終了間際にＰＧが決まり、イングランド１３－９日本で前半を終了。

　日本は先発のマシレワが７分に足を痛め、レメキ・ロマノラバ（東葛）と交代した。

【日本の先発メンバー】

ＦＷ（フォワード）

稲垣啓太（埼玉）、堀江翔太（埼玉）、具智元（神戸）、ジャック・コーネルセン（埼玉）、アマト・ファカタバ（ＢＲ東京）、リーチマイケル（ＢＬ東京）、ピーター・ラブスカフニ（東京ベイ）、姫野和樹（トヨタ）

ＢＫ（バックス）

流大（東京ＳＧ）、松田力也（埼玉）、ジョネ・ナイカブラ（ＢＬ東京）、中村亮土（東京ＳＧ）、長田智希（埼玉）、松島幸太朗（東京ＳＧ）、セミシ・マシレワ（花園）