九州・沖縄企業「SDGsに積極的」56.4% 民間調査
再生エネルギーの利用やリサイクルへの意識が高まっている（北九州市の太陽光発電所）帝国データバンク福岡支店がまとめた「SDGs（持続可能な開発目標）に関する九州企業の意識調査（2023年）」によると、SDGsに積極的な企業の割合は前年より2.8ポイント増の56.4%となった。活発な再生可能エネルギー投資や、台風などの自然災害対策への意識が強いことを反映したようだ。SDGsへの理解や取り組みについて「意味および重要性を理解し、取り組んでいる」と答えた企業が30.6%と初めて3割を超えた。「意味もしくは重要性を理解し、取り組みたいと思っている」と回答した企業は25.8%で、これら2つを合わせた「SDGsに積極的な企業」は増加傾向にある。県別では、熊本が前年の62.1%から8.2ポイント上昇して70.3%となり、全国1位だった。帝国データバンク福岡支店の調査担当者は「台湾積体電路製造（TSMC）の工場進出など現在勢いのある半導体産業を中心に、再エネの活用やリサイクルへの意識が高まり数値を押し上げたのではないか」と指摘する。熊本のほか、佐賀や宮崎の3県でSDGsに積極的な企業の割合が6割を超えた。全国10位以内のうち、4県が九州だった。調査は6月に九州・沖縄に本社を置く2628社を対象に行い、942社から回答を得た。
帝国データバンク福岡支店がまとめた「SDGs（持続可能な開発目標）に関する九州企業の意識調査（2023年）」によると、SDGsに積極的な企業の割合は前年より2.8ポイント増の56.4%となった。活発な再生可能エネルギー投資や、台風などの自然災害対策への意識が強いことを反映したようだ。
SDGsへの理解や取り組みについて「意味および重要性を理解し、取り組んでいる」と答えた企業が30.6%と初めて3割を超えた。「意味もしくは重要性を理解し、取り組みたいと思っている」と回答した企業は25.8%で、これら2つを合わせた「SDGsに積極的な企業」は増加傾向にある。
県別では、熊本が前年の62.1%から8.2ポイント上昇して70.3%となり、全国1位だった。帝国データバンク福岡支店の調査担当者は「台湾積体電路製造（TSMC）の工場進出など現在勢いのある半導体産業を中心に、再エネの活用やリサイクルへの意識が高まり数値を押し上げたのではないか」と指摘する。
熊本のほか、佐賀や宮崎の3県でSDGsに積極的な企業の割合が6割を超えた。全国10位以内のうち、4県が九州だった。
調査は6月に九州・沖縄に本社を置く2628社を対象に行い、942社から回答を得た。
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