[伝統文化] 野村萬斎さん、狂言の精神を冗談交え語る…フェリシモ公開講座「神戸学校」

 阪神大震災からの「心の復興」をテーマに、通販大手「フェリシモ」(神戸市中央区)が毎月開催している公開講座「神戸学校」が8日夜、神戸市中央区のフェリシモホールで開かれた。約300人の来場者を前に、狂言師の野村萬斎さんが講演を行った。狂言の精神について語る野村萬斎さん(神戸市中央区で) 神戸学校は、1995年の震災をきっかけに「崩壊した建物の修復は無理でも、心の復興につながれば」と97年に開校。月1回、各界で活躍する人を招いて「経験と言葉の贈り物」を理念とした講演会を開いている。これまで5万5000人以上が受講しており、参加費はあしなが育英会に寄付し、東日本大震災の遺児の支援に役立てられている。  313回目の今回は、「What is KYOGEN? この辺りの者でござる~その多様性と包摂性、そしてその持続性」がテーマ。萬斎さんは狂言「盆山」を演じた後、森羅万象を表現する狂言の精神や型の大切さなど、冗談を交えながら分かりやすく伝えた。 同市中央区の男性(27)は「狂言を初めて見られて良かった。講座が長年続いていることに驚いた」と話していた。

A person who loves writing, loves novels, and loves life.Seeking objective truth, hoping for world peace, and wishing for a world without wars.
[伝統文化] 野村萬斎さん、狂言の精神を冗談交え語る…フェリシモ公開講座「神戸学校」

 阪神大震災からの「心の復興」をテーマに、通販大手「フェリシモ」(神戸市中央区)が毎月開催している公開講座「神戸学校」が8日夜、神戸市中央区のフェリシモホールで開かれた。約300人の来場者を前に、狂言師の野村萬斎さんが講演を行った。

狂言の精神について語る野村萬斎さん(神戸市中央区で)
狂言の精神について語る野村萬斎さん(神戸市中央区で)

 神戸学校は、1995年の震災をきっかけに「崩壊した建物の修復は無理でも、心の復興につながれば」と97年に開校。月1回、各界で活躍する人を招いて「経験と言葉の贈り物」を理念とした講演会を開いている。これまで5万5000人以上が受講しており、参加費はあしなが育英会に寄付し、東日本大震災の遺児の支援に役立てられている。

 313回目の今回は、「What is KYOGEN? この辺りの者でござる~その多様性と包摂性、そしてその持続性」がテーマ。萬斎さんは狂言「盆山」を演じた後、森羅万象を表現する狂言の精神や型の大切さなど、冗談を交えながら分かりやすく伝えた。

 同市中央区の男性(27)は「狂言を初めて見られて良かった。講座が長年続いていることに驚いた」と話していた。

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