深海でのタコの繁殖、熱水源でふ化うながす
水深約3000メートルの深海底で卵を抱えるミズダコの仲間=2022 MBARI米モントレー湾水族館研究所などは深海に生息するミズダコの仲間について繁殖に関する生態を解明した。深海底のやや温かい場所に集まるのは、卵を温かい環境に置いて早くふ化させて捕食者から守るためだとみている。米カリフォルニア州モントレー沖の水深約3000メートルの海底では熱水が湧き、水温はセ氏11度と比較的温かい。タコは交尾時のみこの場に来て産卵し、卵は2年足らずでふ化する。この周囲の熱水の影響がないところは同約2度と低温のため個体の成長が遅く、ふ化に5〜8年かかると推定している。時間がかかればそれだけ捕食者に狙われるリスクは高まる。
米モントレー湾水族館研究所などは深海に生息するミズダコの仲間について繁殖に関する生態を解明した。深海底のやや温かい場所に集まるのは、卵を温かい環境に置いて早くふ化させて捕食者から守るためだとみている。
米カリフォルニア州モントレー沖の水深約3000メートルの海底では熱水が湧き、水温はセ氏11度と比較的温かい。タコは交尾時のみこの場に来て産卵し、卵は2年足らずでふ化する。この周囲の熱水の影響がないところは同約2度と低温のため個体の成長が遅く、ふ化に5〜8年かかると推定している。時間がかかればそれだけ捕食者に狙われるリスクは高まる。
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