[社会] 初めて会う男女は「再婚ですか？」と聞きづらい…「ならば逆転の発想で」企画、再婚婚活イベント

　再婚をテーマにした婚活イベントを佐賀県伊万里市が８月２０日午後、市内で企画している。参加可能年齢は３５～５５歳と、通常の婚活イベントに比べてやや高め。自身は初婚でも、相手の再婚に理解のある人の参加も受け付ける。市は「参加者がためらわずに再婚の希望を口にできる催しにしたかった」と企画の意図を説明している。（喜多孝幸）　市まちづくり課内にある市婚活応援推進協議会が主催。同協議会は毎月、市民向けの婚活イベントを催している。「フィットネス」や「料理」など男女が共通の好みを楽しめる場を提供し、マッチング率の向上を目指している。２０１０年度からの累計の登録者数は１５３０人で、うち「結婚しました」との連絡を協議会が受けたのは３３５人。登録者同士の成婚は６０組という。 　同協議会によると、婚活イベントで気が合った男女が次に会う際、初めて再婚となることを明かし、それを機に話がまとまらなくなる事例が少なからずあるという。とはいえ、初めて出会う男女が相手に「再婚ですか？」とも聞きづらいことから、協議会は「ならば逆転の発想で」と再婚をテーマにしたイベントの企画を思いついたという。　募集するのは男女各６人。市民のほか、市内勤務者、結婚後に市内に住む意思のある独身者が対象だ。飲食代込みで参加料１人２０００円。応募者多数の場合は抽選で、参加者にそれぞれ集合場所などを伝える。申し込みは８月１０日までに、同協議会に電話（０９５５・２３・２９５０）かメール（[email protected]）で。