[社会] 母親による共済金詐取、入院した娘の3年前の尿から下剤成分…「増額」狙って下痢させたか

 娘(9)に食事を与えずに低血糖症で入院させて共済金を詐取したとして大阪府大東市のパート従業員の女(34)が逮捕された事件で、入院先に保管された3年前の娘の尿から下剤成分が検出されたことが府警への取材でわかった。女は5年前から下剤を処方されていたことも判明。娘は同時期から入退院していた。府警は下剤で故意に下痢にさせ、娘の入院を長引かせ共済金を多く得ようとしたとみている。 女は今年1月22~27日、食事を与えずにケトン性低血糖症にさせた娘を6日間入院させ、共済団体から入院共済金6万円を詐取したとして、今月18日に詐欺容疑で逮捕された。「故意に低血糖にさせていない」と容疑を否認しているという。大阪府警察本部 府警によると、娘が2020年春に入院していた時の尿が病院に保管されていた。府警が鑑定したところ、下剤の成分が検出された。  女は娘と2人暮らし。女は18年頃から昨年12月頃まで、下剤を処方された。娘は18年以降、 嘔吐(おうと) や下痢などの症状で計43回入退院を繰り返し、女は共済金や保険金計約570万円を受け取っていたという。  女は今年1月22日と25日、娘の入院先で医師らの隙を見て娘に下剤を複数回飲ませ下痢にさせたとして4月に傷害容疑で逮捕され、その後、起訴された。

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[社会] 母親による共済金詐取、入院した娘の3年前の尿から下剤成分…「増額」狙って下痢させたか

 娘(9)に食事を与えずに低血糖症で入院させて共済金を詐取したとして大阪府大東市のパート従業員の女(34)が逮捕された事件で、入院先に保管された3年前の娘の尿から下剤成分が検出されたことが府警への取材でわかった。女は5年前から下剤を処方されていたことも判明。娘は同時期から入退院していた。府警は下剤で故意に下痢にさせ、娘の入院を長引かせ共済金を多く得ようとしたとみている。

 女は今年1月22~27日、食事を与えずにケトン性低血糖症にさせた娘を6日間入院させ、共済団体から入院共済金6万円を詐取したとして、今月18日に詐欺容疑で逮捕された。「故意に低血糖にさせていない」と容疑を否認しているという。

大阪府警察本部
大阪府警察本部

 府警によると、娘が2020年春に入院していた時の尿が病院に保管されていた。府警が鑑定したところ、下剤の成分が検出された。

 女は娘と2人暮らし。女は18年頃から昨年12月頃まで、下剤を処方された。娘は18年以降、 嘔吐おうと や下痢などの症状で計43回入退院を繰り返し、女は共済金や保険金計約570万円を受け取っていたという。

 女は今年1月22日と25日、娘の入院先で医師らの隙を見て娘に下剤を複数回飲ませ下痢にさせたとして4月に傷害容疑で逮捕され、その後、起訴された。

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