[社会] 羅臼町全域に「ヒグマ注意報」、目撃・痕跡情報100件増「餌を探し人里入り込んでいる」
北海道羅臼町で今年、ヒグマの目撃や痕跡に関する情報が昨年より100件以上増えている。餌不足が背景にあるとみられ、生活圏での目撃が相次ぎ住民が被害に遭う恐れもあるため、道は町全域に注意報を出し、生ごみの管理徹底などを求めている。 注意報の期間は15日~10月14日の1か月間。道や町によると、今年1月からのクマの目撃や痕跡の情報は、9月18日までで288件と昨年同期(184件)の1・5倍に上る。ヒグマ 今月も半月ほどの間に40件以上の情報が寄せられており、18日夜には町内を流れる羅臼川に1頭が出没。漁港など漁業者が頻繁に出入りする地域の公園でも出没情報がある。倉庫のガラスが割られるなど物的な被害も出ているという。 生息地が近いため町内には例年、ヒグマが出没している。今年の場合、周辺の川に 遡上(そじょう) するカラフトマスが少なく、山のドングリも不作とされ、これらが影響していると考えられている。 道ヒグマ対策室の担当者は、「餌を探して人里に入り込んでいるとみられる。生ごみは屋外に放置せず、魚の干物を作る際も届かない所につるすなど工夫してほしい」と話している。
北海道羅臼町で今年、ヒグマの目撃や痕跡に関する情報が昨年より100件以上増えている。餌不足が背景にあるとみられ、生活圏での目撃が相次ぎ住民が被害に遭う恐れもあるため、道は町全域に注意報を出し、生ごみの管理徹底などを求めている。
注意報の期間は15日~10月14日の1か月間。道や町によると、今年1月からのクマの目撃や痕跡の情報は、9月18日までで288件と昨年同期(184件)の1・5倍に上る。
今月も半月ほどの間に40件以上の情報が寄せられており、18日夜には町内を流れる羅臼川に1頭が出没。漁港など漁業者が頻繁に出入りする地域の公園でも出没情報がある。倉庫のガラスが割られるなど物的な被害も出ているという。
生息地が近いため町内には例年、ヒグマが出没している。今年の場合、周辺の川に
道ヒグマ対策室の担当者は、「餌を探して人里に入り込んでいるとみられる。生ごみは屋外に放置せず、魚の干物を作る際も届かない所につるすなど工夫してほしい」と話している。
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