[竜王戦] 藤井聡太竜王への挑戦者決定戦、伊藤匠六段が先勝…終盤リード広げる盤石の指し回し
藤井聡太竜王への挑戦を目指し、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で３１日に行われた竜王戦挑戦者決定三番勝負第１局・永瀬拓矢王座－伊藤匠六段戦は、伊藤六段が１０９手で先勝した。藤井聡太竜王への挑戦権が懸かる第２局は８月１４日に行われる。 藤井聡太竜王、棋聖４連覇…佐々木大地七段の得意戦法を受けて立つ 伊藤匠六段（３１日、将棋会館で）＝若杉和希撮影 振り駒で後手になった永瀬王座が意表の一手損角換わりを採用した本局。それでも、先手の伊藤六段はさして時間を使わず、腰掛け銀の形に進めた。 攻めの形を模索し、午後は両者が一手に１時間以上の長考合戦を繰り広げる中盤戦に。伊藤六段が角を打って踏み込み、手堅い手も織り交ぜながら終盤を優位に進めた。 終盤は徐々にリードを広げる盤石の指し回しで伊藤六段が白星を手にした。局後、伊藤六段は「第２局まで日があきますが、しっかり準備して迎えたい」と語り、永瀬王座は「本局はいいところがなかったので、内容を反省して次に臨みたい」と話した。
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藤井聡太竜王への挑戦を目指し、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で３１日に行われた竜王戦挑戦者決定三番勝負第１局・永瀬拓矢王座－伊藤匠六段戦は、伊藤六段が１０９手で先勝した。藤井聡太竜王への挑戦権が懸かる第２局は８月１４日に行われる。
振り駒で後手になった永瀬王座が意表の一手損角換わりを採用した本局。それでも、先手の伊藤六段はさして時間を使わず、腰掛け銀の形に進めた。
攻めの形を模索し、午後は両者が一手に１時間以上の長考合戦を繰り広げる中盤戦に。伊藤六段が角を打って踏み込み、手堅い手も織り交ぜながら終盤を優位に進めた。
終盤は徐々にリードを広げる盤石の指し回しで伊藤六段が白星を手にした。局後、伊藤六段は「第２局まで日があきますが、しっかり準備して迎えたい」と語り、永瀬王座は「本局はいいところがなかったので、内容を反省して次に臨みたい」と話した。
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