「金利高乗り越える体質強化必要」 経産相、中小企業に
記者会見する西村経産相(19日午前、経産省)西村康稔経済産業相は19日の閣議後の記者会見で、政府が10月にまとめる経済対策について「やがてくるであろう金利高を乗り越えていける中小企業の体質強化も必要だ」と述べた。日銀の政策動向に備え、中小の賃上げをはじめとした取り組みを支える対策を検討する考えを示した。新型コロナウイルス禍やロシアのウクライナ侵攻で経済的に疲弊する中小企業について、将来的な金利高の局面に備える必要性を指摘した。デジタル化やロボット、人工知能(AI)の技術を活用した生産性の向上を支援する考えを示した。コロナ禍では実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)のような中小企業の救済色が強い対策を中心に講じてきたが、支援の期限切れに伴い倒産件数が増えている。西村氏の発言には逆風や経営環境の変化に強い中小の育成に徐々にカジを切る意向がある。西村経産相は金融政策は日銀が独立して判断するものと指摘したうえで「金利高を乗り越えていける日本経済全体の構造改革を進めていかなければいけない」と言及した。日銀は週内に金融政策決定会合を控えている。
西村康稔経済産業相は19日の閣議後の記者会見で、政府が10月にまとめる経済対策について「やがてくるであろう金利高を乗り越えていける中小企業の体質強化も必要だ」と述べた。日銀の政策動向に備え、中小の賃上げをはじめとした取り組みを支える対策を検討する考えを示した。
新型コロナウイルス禍やロシアのウクライナ侵攻で経済的に疲弊する中小企業について、将来的な金利高の局面に備える必要性を指摘した。デジタル化やロボット、人工知能(AI)の技術を活用した生産性の向上を支援する考えを示した。
コロナ禍では実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)のような中小企業の救済色が強い対策を中心に講じてきたが、支援の期限切れに伴い倒産件数が増えている。西村氏の発言には逆風や経営環境の変化に強い中小の育成に徐々にカジを切る意向がある。
西村経産相は金融政策は日銀が独立して判断するものと指摘したうえで「金利高を乗り越えていける日本経済全体の構造改革を進めていかなければいけない」と言及した。日銀は週内に金融政策決定会合を控えている。
What's Your Reaction?