金正恩氏、訪ロから帰着 韓国はロシアに協力中止要請
19日、ロシア訪問から平壌に帰着し、こどもたちの歓迎を受ける金正恩総書記=朝鮮中央通信・ロイター【ソウル=甲原潤之介】北朝鮮の朝鮮中央通信は20日、金正恩（キム・ジョンウン）総書記がロシア訪問を終え、19日に首都平壌に到着したと報じた。党幹部や市民らが出迎え、金正恩氏の帰着を歓迎した。同通信は「朝ロ親善の強化発展の歴史に輝く不滅の対外革命活動」だったと宣伝した。金正恩氏は10日午後に平壌を出発し、旅程は10日間に及んだ。宇宙基地でロシアのプーチン大統領と会談し、航空機工場や飛行場、軍港を訪問した。ロシアの最新鋭戦闘機や戦略爆撃機、極超音速ミサイル、フリゲート艦などを視察した。韓国の張虎鎮（チャン・ホジン）外務第1次官は19日、クリク駐韓ロシア大使を外務省に呼び出した。金正恩氏の訪ロを契機とした北朝鮮との軍事協力を直ちに中止するよう要求した。韓国外務省によると、張氏はロシアが国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議を採択した常任理事国で、核の不拡散体制の創設を主導した当事国だと強調した。「安保理決議に違反する行為は韓ロ関係に非常に否定的な影響を及ぼす」と述べ、ロシアに責任ある行動を求めた。クリク氏は韓国政府の立場を本国に正確に報告すると答えたという。
【ソウル=甲原潤之介】北朝鮮の朝鮮中央通信は20日、金正恩（キム・ジョンウン）総書記がロシア訪問を終え、19日に首都平壌に到着したと報じた。党幹部や市民らが出迎え、金正恩氏の帰着を歓迎した。同通信は「朝ロ親善の強化発展の歴史に輝く不滅の対外革命活動」だったと宣伝した。
金正恩氏は10日午後に平壌を出発し、旅程は10日間に及んだ。宇宙基地でロシアのプーチン大統領と会談し、航空機工場や飛行場、軍港を訪問した。ロシアの最新鋭戦闘機や戦略爆撃機、極超音速ミサイル、フリゲート艦などを視察した。
韓国の張虎鎮（チャン・ホジン）外務第1次官は19日、クリク駐韓ロシア大使を外務省に呼び出した。金正恩氏の訪ロを契機とした北朝鮮との軍事協力を直ちに中止するよう要求した。
韓国外務省によると、張氏はロシアが国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議を採択した常任理事国で、核の不拡散体制の創設を主導した当事国だと強調した。「安保理決議に違反する行為は韓ロ関係に非常に否定的な影響を及ぼす」と述べ、ロシアに責任ある行動を求めた。
クリク氏は韓国政府の立場を本国に正確に報告すると答えたという。
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