6月の工作機械受注22%減 6カ月連続マイナス

工作機械は利上げや中国減速を受けた調整局面が続く日本工作機械工業会(日工会)が11日発表した6月の工作機械受注額(速報値)は、前年同月に比べ22%減の1211億円だった。マイナスは6カ月連続。米欧の利上げや中国の景気減速を受けた調整局面が続いている。前年は新型コロナウイルス禍からの景気回復などで半導体装置向けの需要が好調だった。受注額の内訳は、外需が17%減の800億円だった。ジェイテクトは利上げが続く米国の事業環境について「製造業の景況感はあまり良くなく、状況を注視しながら営業活動をしている」という。内需は30%減の410億円だった。牧野フライス製作所は「前年に好調だった半導体製造装置関連の需要が一巡した」という。オークマの担当者は「国内では設備投資に慎重さがみられる。需要が再び高まるのがいつごろかを見極めている状態」と話す。2023年1〜6月の累計の受注額は16%減の7675億円だった。8000億円を割るのは21年上半期以来2年ぶりだ。日工会は「利上げの影響や好調だった前年同期からの反動が出たなかでは堅調だった」と分析する。

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6月の工作機械受注22%減 6カ月連続マイナス

日本工作機械工業会(日工会)が11日発表した6月の工作機械受注額(速報値)は、前年同月に比べ22%減の1211億円だった。マイナスは6カ月連続。米欧の利上げや中国の景気減速を受けた調整局面が続いている。前年は新型コロナウイルス禍からの景気回復などで半導体装置向けの需要が好調だった。

受注額の内訳は、外需が17%減の800億円だった。ジェイテクトは利上げが続く米国の事業環境について「製造業の景況感はあまり良くなく、状況を注視しながら営業活動をしている」という。

内需は30%減の410億円だった。牧野フライス製作所は「前年に好調だった半導体製造装置関連の需要が一巡した」という。オークマの担当者は「国内では設備投資に慎重さがみられる。需要が再び高まるのがいつごろかを見極めている状態」と話す。

2023年1〜6月の累計の受注額は16%減の7675億円だった。8000億円を割るのは21年上半期以来2年ぶりだ。日工会は「利上げの影響や好調だった前年同期からの反動が出たなかでは堅調だった」と分析する。

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