NEXCO中日本、除雪車の自動運転化へ技術開発 NECと

高速道路の除雪作業の様子(NEXCO中日本提供)中日本高速道路(NEXCO中日本)は26日、NECと共同で高速道路上で使う除雪車の自動運転化に向けた技術開発を始めたと発表した。複数の車が隊列走行する除雪作業は熟練した技術が必要で、将来懸念される担い手不足に対応する。2024年度内を目標に技術を完成させ、その後、試験車両の開発や試験運行の開始を目指す。同日名古屋市内で開いた定例記者会見で発表した。主に自立走行や車間距離の保持技術を開発する。除雪作業はそれぞれの車が間隔を空けながら斜めに隊列を組み走ることに加え、雪の反射で自動運転時の車間計測に使われる高性能センサー「LiDAR(ライダー)」が使えないことが想定される。このため高精度の衛星測位や車両同士のデータ通信などを活用し自動化を進める。記者会見するNEXCO中日本の小室社長(写真中央、26日、名古屋市)現在、除雪車には1台につき2人が乗車し運転と除雪装置操作、周辺確認を分担している。技術開発で将来的に隊列の2番目、3番目の車両は1人で運転できるようにする。会見したNEXCO中日本の小室俊二社長は「脱炭素化や少子高齢化など社会環境の変化に対し最先端の技術を使った様々な対策を研究しており、今回の開発もその1つ。今後は特に熟練の技能者不足が想定され、これをにらみ技術開発を進めている」と述べた。また同日、岩谷産業と組み足柄サービスエリア(SA、下り、静岡県小山町)に整備を進めている水素ステーションを9月15日に開業すると発表した。高速道路のSAやパーキングエリアに燃料電池車(FCV)向けの水素ステーションが設置されるのは初めて。

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NEXCO中日本、除雪車の自動運転化へ技術開発 NECと

中日本高速道路(NEXCO中日本)は26日、NECと共同で高速道路上で使う除雪車の自動運転化に向けた技術開発を始めたと発表した。複数の車が隊列走行する除雪作業は熟練した技術が必要で、将来懸念される担い手不足に対応する。2024年度内を目標に技術を完成させ、その後、試験車両の開発や試験運行の開始を目指す。

同日名古屋市内で開いた定例記者会見で発表した。主に自立走行や車間距離の保持技術を開発する。除雪作業はそれぞれの車が間隔を空けながら斜めに隊列を組み走ることに加え、雪の反射で自動運転時の車間計測に使われる高性能センサー「LiDAR(ライダー)」が使えないことが想定される。このため高精度の衛星測位や車両同士のデータ通信などを活用し自動化を進める。

現在、除雪車には1台につき2人が乗車し運転と除雪装置操作、周辺確認を分担している。技術開発で将来的に隊列の2番目、3番目の車両は1人で運転できるようにする。会見したNEXCO中日本の小室俊二社長は「脱炭素化や少子高齢化など社会環境の変化に対し最先端の技術を使った様々な対策を研究しており、今回の開発もその1つ。今後は特に熟練の技能者不足が想定され、これをにらみ技術開発を進めている」と述べた。

また同日、岩谷産業と組み足柄サービスエリア(SA、下り、静岡県小山町)に整備を進めている水素ステーションを9月15日に開業すると発表した。高速道路のSAやパーキングエリアに燃料電池車(FCV)向けの水素ステーションが設置されるのは初めて。

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