アマノの4〜6月、純利益2倍 駐車場関連事業が好調

アマノが開発した自律走行のロボット掃除機の販売も伸びているアマノが27日発表した2023年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比2倍の15億円だった。新型コロナウイルス禍の制限緩和に伴う経済正常化で駐車場関連事業が好調だった。24年の改正電子帳簿保存法(電帳法)本格施行に向け、ある時刻に存在していたことを電子データで証明する「タイムスタンプ」も伸びた。売上高は15%増の318億円、営業利益は68%増の28億円だった。新型コロナ禍で一時落ち込んでいた駐車場の管理受託が回復したことを受け、国内でパーキングシステムの販売が増えた。北米でもクラウドを使った駐車場管理システムの新製品が収益に貢献した。改正電帳法では請求書のデータ管理保存が義務化されるため、タイムスタンプの需要が高まっている。パーキングシステムやタイムスタンプなどを含む時間情報システム事業の営業利益は52%増えた。清掃ロボットの売り上げも伸びた。AIで自律移動する小型床洗浄ロボットなどが好調で環境関連システム事業の営業利益は24%増えた。24年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比5%増の1400億円、純利益は11%増の125億円を見込む。アマノの井原邦弘取締役は「駐車場関連の売り上げは回復に転じたばかりで、これからも伸びが続く」と話す。さらに「24年の新紙幣発行で(システムの入れ替えなどの)特需も期待できる」とみていた。

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アマノの4〜6月、純利益2倍 駐車場関連事業が好調

アマノが27日発表した2023年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比2倍の15億円だった。新型コロナウイルス禍の制限緩和に伴う経済正常化で駐車場関連事業が好調だった。24年の改正電子帳簿保存法(電帳法)本格施行に向け、ある時刻に存在していたことを電子データで証明する「タイムスタンプ」も伸びた。

売上高は15%増の318億円、営業利益は68%増の28億円だった。新型コロナ禍で一時落ち込んでいた駐車場の管理受託が回復したことを受け、国内でパーキングシステムの販売が増えた。北米でもクラウドを使った駐車場管理システムの新製品が収益に貢献した。

改正電帳法では請求書のデータ管理保存が義務化されるため、タイムスタンプの需要が高まっている。パーキングシステムやタイムスタンプなどを含む時間情報システム事業の営業利益は52%増えた。

清掃ロボットの売り上げも伸びた。AIで自律移動する小型床洗浄ロボットなどが好調で環境関連システム事業の営業利益は24%増えた。

24年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比5%増の1400億円、純利益は11%増の125億円を見込む。アマノの井原邦弘取締役は「駐車場関連の売り上げは回復に転じたばかりで、これからも伸びが続く」と話す。さらに「24年の新紙幣発行で(システムの入れ替えなどの)特需も期待できる」とみていた。

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