オンワード営業益100億円に上振れ、24年2月期 増配も

オンワードホールディングスは6日、2024年2月期の連結営業利益が前期比92%増の100億円になる見通しだと発表した。期初予想(70億円)から30億円引き上げる。外出機会の増加に伴う消費回復や、不採算店舗の閉鎖といった構造改革が寄与する。配当は16円(前期は12円)と期初計画から2円引き上げた。売上高は7%増の1888億円、純利益は63%増の50億円を見込む。主力の国内アパレル事業などがけん引する。電子商取引(EC)で商品を店頭に取り寄せ、試着・購入できるサービス「クリック&トライ」が好調だ。23年5月末の全店舗に占める導入率は51%と前年比15ポイント上昇した。23年3〜5月期の導入店舗の売上高は新型コロナウイルス禍前の19年同期比で13%増えた。一方、未導入店では13%減った。保元道宣社長は「(サービス導入が)来客頻度の向上や客単価の押し上げにつながっている」と語り、将来的には全店での導入も目指す考え。同日発表した23年3〜5月期決算は、売上高が前年同期比12%増の499億円、営業利益が2.7倍の53億円だった。数年前から着手してきた国内外での不採算店舗の閉鎖といった構造改革の効果が出た。物価上昇による消費者の生活防衛意識の高まりなどを考慮し、下期予想は据え置いた。

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オンワード営業益100億円に上振れ、24年2月期 増配も

オンワードホールディングスは6日、2024年2月期の連結営業利益が前期比92%増の100億円になる見通しだと発表した。期初予想(70億円)から30億円引き上げる。外出機会の増加に伴う消費回復や、不採算店舗の閉鎖といった構造改革が寄与する。配当は16円(前期は12円)と期初計画から2円引き上げた。

売上高は7%増の1888億円、純利益は63%増の50億円を見込む。

主力の国内アパレル事業などがけん引する。電子商取引(EC)で商品を店頭に取り寄せ、試着・購入できるサービス「クリック&トライ」が好調だ。23年5月末の全店舗に占める導入率は51%と前年比15ポイント上昇した。23年3〜5月期の導入店舗の売上高は新型コロナウイルス禍前の19年同期比で13%増えた。一方、未導入店では13%減った。

保元道宣社長は「(サービス導入が)来客頻度の向上や客単価の押し上げにつながっている」と語り、将来的には全店での導入も目指す考え。

同日発表した23年3〜5月期決算は、売上高が前年同期比12%増の499億円、営業利益が2.7倍の53億円だった。数年前から着手してきた国内外での不採算店舗の閉鎖といった構造改革の効果が出た。物価上昇による消費者の生活防衛意識の高まりなどを考慮し、下期予想は据え置いた。

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