外為10時 円、147円台後半で小動き 対ユーロは上げ幅縮小

20日午前の東京外国為替市場で円相場は1ドル=147円台後半で小幅な動きとなっている。10時時点は147円73~74銭と前日17時時点に比べ9銭の円安・ドル高だった。前日の米金利上昇を受けて円売り・ドル買いが先行したものの、日本の通貨当局による為替介入への警戒感がくすぶるなか、20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表も控えて下値を探る動きは限られている。国内では20日が事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたる。だが、市場では10時前の中値決済に向けて「売り買い交錯」(国内銀行)との声が聞かれ、輸出入企業など国内実需筋による売買は今のところ円相場を方向付ける材料とはなっていない。日銀は10時すぎに定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)を通知した。残存期間「5年超10年以下」など4本が対象で買い入れ額はいずれも前回から据え置き、円相場の反応は限られている。中国人民銀行(中央銀行)は20日、9月の最優遇貸出金利(LPR)を期間1年が年3.45%、同5年超が年4.20%に設定したと発表した。LPRは実質的な政策金利にあたるが、いずれも8月から据え置いており外為市場の反応は乏しい。円は対ユーロでは上げ幅を縮めている。10時時点は1ユーロ=157円83~85銭と前日17時時点に比べ5銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで下げ渋り、10時時点は1ユーロ=1.0684~85ドルと前日17時時点に比べ0.0009ドルのユーロ安・ドル高だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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外為10時 円、147円台後半で小動き 対ユーロは上げ幅縮小

20日午前の東京外国為替市場で円相場は1ドル=147円台後半で小幅な動きとなっている。10時時点は147円73~74銭と前日17時時点に比べ9銭の円安・ドル高だった。前日の米金利上昇を受けて円売り・ドル買いが先行したものの、日本の通貨当局による為替介入への警戒感がくすぶるなか、20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表も控えて下値を探る動きは限られている。

国内では20日が事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたる。だが、市場では10時前の中値決済に向けて「売り買い交錯」(国内銀行)との声が聞かれ、輸出入企業など国内実需筋による売買は今のところ円相場を方向付ける材料とはなっていない。

日銀は10時すぎに定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)を通知した。残存期間「5年超10年以下」など4本が対象で買い入れ額はいずれも前回から据え置き、円相場の反応は限られている。

中国人民銀行(中央銀行)は20日、9月の最優遇貸出金利(LPR)を期間1年が年3.45%、同5年超が年4.20%に設定したと発表した。LPRは実質的な政策金利にあたるが、いずれも8月から据え置いており外為市場の反応は乏しい。

円は対ユーロでは上げ幅を縮めている。10時時点は1ユーロ=157円83~85銭と前日17時時点に比べ5銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルで下げ渋り、10時時点は1ユーロ=1.0684~85ドルと前日17時時点に比べ0.0009ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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