東証前引け 続落、一時300円超下げ 値がさハイテク株に売り

10日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前週末比214円54銭(0.66%)安の3万2173円88銭で前場を終えた。7日の米株安や米金融引き締め長期化を意識し、株価指数先物に売りが出た。足元の外国為替市場での円高・ドル安傾向も重荷となった。日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。7日発表された6月の米雇用統計は平均時給の伸びが続き、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長引くとの見方が強まった。米長期金利の上昇からバリュエーション(投資尺度)面で割高感の強まった値がさのハイテク株に売りが出た。円高・ドル安が1ドル=142円台まで進んだことから輸出関連株の採算改善期待がやや後退し、自動車株などが軟調だった。前週末まで日経平均は直近の4営業日で1300円超下落したことから、朝方は自律反発狙いの買いが入り170円高となったが、上値では利益確定売りが出た。大和証券の壁谷洋和チーフグローバルストラテジストは「上場投資信託(ETF)の分配金拠出に伴う売りへの警戒感も強く、いまは上値を追う意欲が乏しい」とみていた。東証株価指数(TOPIX)は続落。JPXプライム150指数は続落し、前引け時点で7.10ポイント(0.69%)安の1021.71だった。前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆7226億円、売買高は7億1179万株だった。東証プライム市場の値下がり銘柄数は692、値上がりは1074、変わらずは69だった。安川電が売られた。ファストリ、第一三共、ホンダ、半導体関連株の東エレクやアドテストも安い。一方、良品計画は大幅高となり、日産化、住友不は上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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東証前引け 続落、一時300円超下げ 値がさハイテク株に売り

10日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前週末比214円54銭(0.66%)安の3万2173円88銭で前場を終えた。7日の米株安や米金融引き締め長期化を意識し、株価指数先物に売りが出た。足元の外国為替市場での円高・ドル安傾向も重荷となった。

日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。7日発表された6月の米雇用統計は平均時給の伸びが続き、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長引くとの見方が強まった。米長期金利の上昇からバリュエーション(投資尺度)面で割高感の強まった値がさのハイテク株に売りが出た。

円高・ドル安が1ドル=142円台まで進んだことから輸出関連株の採算改善期待がやや後退し、自動車株などが軟調だった。前週末まで日経平均は直近の4営業日で1300円超下落したことから、朝方は自律反発狙いの買いが入り170円高となったが、上値では利益確定売りが出た。

大和証券の壁谷洋和チーフグローバルストラテジストは「上場投資信託(ETF)の分配金拠出に伴う売りへの警戒感も強く、いまは上値を追う意欲が乏しい」とみていた。

東証株価指数(TOPIX)は続落。JPXプライム150指数は続落し、前引け時点で7.10ポイント(0.69%)安の1021.71だった。

前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆7226億円、売買高は7億1179万株だった。東証プライム市場の値下がり銘柄数は692、値上がりは1074、変わらずは69だった。

安川電が売られた。ファストリ第一三共ホンダ、半導体関連株の東エレクアドテストも安い。一方、良品計画は大幅高となり、日産化住友不は上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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