東電の原発運営姿勢を聴取 規制委、柏崎刈羽の適格性で
新潟県の東京電力柏崎刈羽原発6号機㊨と7号機（2021年）=共同原子力規制委員会は12日の定例会合で、東京電力ホールディングス柏崎刈羽原子力発電所（新潟県）の再稼働を巡り、同社の原発事業者としての「適格性」の再確認の進め方を決めた。安全性向上の取り組みなどを東電から聴取する。規制委の事務局の原子力規制庁が公開会合で、保安規定に定めている7つの基本姿勢の実施状況を東電から聞き取る。7項目は福島第1原発の廃炉への主体性や社長の原子力安全への責任といった点をかかげる。必要に応じて東電の経営陣との面談や現地調査を実施する。規制委は2017年12月、柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働に向けた安全審査に合格を出した。その際に適格性が議論になっていた。規制委の山中伸介委員長は12日の記者会見で「適格性を維持できているかどうか監視する義務がある」と述べた。柏崎刈羽原発では21年にIDカードの不正使用や侵入検知装置の不具合といった核防護上のトラブルが相次ぎ発覚した。規制委はテロ対策の不備に関する追加検査を継続し、再稼働の時期は見通せない。6月に追加検査と並行して適格性を再確認する方針を決めていた。
原子力規制委員会は12日の定例会合で、東京電力ホールディングス柏崎刈羽原子力発電所（新潟県）の再稼働を巡り、同社の原発事業者としての「適格性」の再確認の進め方を決めた。安全性向上の取り組みなどを東電から聴取する。
規制委の事務局の原子力規制庁が公開会合で、保安規定に定めている7つの基本姿勢の実施状況を東電から聞き取る。7項目は福島第1原発の廃炉への主体性や社長の原子力安全への責任といった点をかかげる。必要に応じて東電の経営陣との面談や現地調査を実施する。
規制委は2017年12月、柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働に向けた安全審査に合格を出した。その際に適格性が議論になっていた。規制委の山中伸介委員長は12日の記者会見で「適格性を維持できているかどうか監視する義務がある」と述べた。
柏崎刈羽原発では21年にIDカードの不正使用や侵入検知装置の不具合といった核防護上のトラブルが相次ぎ発覚した。規制委はテロ対策の不備に関する追加検査を継続し、再稼働の時期は見通せない。6月に追加検査と並行して適格性を再確認する方針を決めていた。
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