横浜市営交通、バス事業3年ぶりの経常黒字 23年3月期

横浜市営交通のバス事業は車両更新を抑制して経費を削減した(横浜市)横浜市が13日発表した2023年3月期の市営交通事業決算(速報値)によると、地下鉄事業の経常利益は20億円の黒字となった。新型コロナウイルス禍の影響が和らぎ乗車人員が回復したのが寄与した。バス事業も乗車料収入の改善により経常損益が2億4500万円の黒字(前の期は11億円の赤字)と3年ぶりに黒字転換した。地下鉄の乗車人員(特別乗車証除く)は前の期比9.4%増、バスは同6.0%増となった。ただ、コロナ前の19年3月期比では地下鉄が13.2%減、バスが16.6%減と低い水準にとどまっている。コロナ禍による乗客減への対応として、バス事業では21年度から22年度まで車両の更新を大幅に抑制し、減価償却費が減少したことも黒字化に寄与した。「緊急的な対応として例年50〜60台の更新を2年間で10台に抑えた」(市交通局の担当者)24年3月期の見通しについて、地下鉄は18億円の経常赤字、バスは8億8000万円の経常赤字を見込む。電気代や軽油代などの高騰に加え、バス事業では車両更新の予定もあるなど経費が増加。一方、テレワークの普及などにより乗客人員の回復は限定的とみている。

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横浜市営交通、バス事業3年ぶりの経常黒字 23年3月期

横浜市が13日発表した2023年3月期の市営交通事業決算(速報値)によると、地下鉄事業の経常利益は20億円の黒字となった。新型コロナウイルス禍の影響が和らぎ乗車人員が回復したのが寄与した。バス事業も乗車料収入の改善により経常損益が2億4500万円の黒字(前の期は11億円の赤字)と3年ぶりに黒字転換した。

地下鉄の乗車人員(特別乗車証除く)は前の期比9.4%増、バスは同6.0%増となった。ただ、コロナ前の19年3月期比では地下鉄が13.2%減、バスが16.6%減と低い水準にとどまっている。

コロナ禍による乗客減への対応として、バス事業では21年度から22年度まで車両の更新を大幅に抑制し、減価償却費が減少したことも黒字化に寄与した。「緊急的な対応として例年50〜60台の更新を2年間で10台に抑えた」(市交通局の担当者)

24年3月期の見通しについて、地下鉄は18億円の経常赤字、バスは8億8000万円の経常赤字を見込む。電気代や軽油代などの高騰に加え、バス事業では車両更新の予定もあるなど経費が増加。一方、テレワークの普及などにより乗客人員の回復は限定的とみている。

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