米の対ロ制裁「LNG事業への影響精査」 経産相
西村康稔経済産業相は19日、米政府のロシア向け追加制裁で日本勢が出資する液化天然ガス(LNG)開発事業に関連する企業が対象になったことを巡り「プロジェクトに及ぼす影響を関係者と精査している」と述べた。LNG生産開始時期の遅れを含め、日本のエネルギー調達に影響が出る可能性がある。米国が公表した制裁対象にロシア北極圏でのLNG開発事業「アークティックLNG2」で建設などを担うロシア企業が含まれた。同プロジェクトにはロシアのガス大手ノバテクが6割を出資し、日本のエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と三井物産も権益を持つ。プロジェクトを主導するノバテクは年内の出荷開始を計画していた。日本は最終的に年間200万トンの供給を受ける見込み。西村経産相は政府の対応方針について「米国を含む主要7カ国(G7)と連携しながら、我が国のエネルギー安定供給が損なわれることがないよう総合的に判断して適切に対応したい」と述べるにとどめた。
西村康稔経済産業相は19日、米政府のロシア向け追加制裁で日本勢が出資する液化天然ガス(LNG)開発事業に関連する企業が対象になったことを巡り「プロジェクトに及ぼす影響を関係者と精査している」と述べた。LNG生産開始時期の遅れを含め、日本のエネルギー調達に影響が出る可能性がある。
米国が公表した制裁対象にロシア北極圏でのLNG開発事業「アークティックLNG2」で建設などを担うロシア企業が含まれた。同プロジェクトにはロシアのガス大手ノバテクが6割を出資し、日本のエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と三井物産も権益を持つ。
プロジェクトを主導するノバテクは年内の出荷開始を計画していた。日本は最終的に年間200万トンの供給を受ける見込み。
西村経産相は政府の対応方針について「米国を含む主要7カ国(G7)と連携しながら、我が国のエネルギー安定供給が損なわれることがないよう総合的に判断して適切に対応したい」と述べるにとどめた。
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