[経済] アメリカＧＤＰ、市場予想上回る年率２・４％増…４～６月期速報値
【ワシントン＝田中宏幸】米商務省が２７日発表した２０２３年４～６月期の実質国内総生産（ＧＤＰ）速報値（季節調整済み）は、年率換算で前期比２・４％増だった。個人消費が堅調に推移し、４四半期連続のプラス成長となった。市場予想（１・８％程度増）も上回った。米ホワイトハウス ＧＤＰの約７割を占める個人消費は１・６％増と前期（４・２％増）から減速したが、飲食を中心としたサービス消費がコロナ禍以前の水準に戻りつつある。人手不足に伴う賃金の上昇やコロナ禍の現金給付で積み上がった貯蓄も消費者心理を下支えしている。 設備投資は政府による財政支援などが押し上げ要因になったとみられ、７・７％増と前期（０・６％増）から大きく伸びた。住宅投資は住宅ローン金利の上昇で冷え込みが続き、４・２％減と前期（４・０％減）から下落幅が拡大した。
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【ワシントン＝田中宏幸】米商務省が２７日発表した２０２３年４～６月期の実質国内総生産（ＧＤＰ）速報値（季節調整済み）は、年率換算で前期比２・４％増だった。個人消費が堅調に推移し、４四半期連続のプラス成長となった。市場予想（１・８％程度増）も上回った。
ＧＤＰの約７割を占める個人消費は１・６％増と前期（４・２％増）から減速したが、飲食を中心としたサービス消費がコロナ禍以前の水準に戻りつつある。人手不足に伴う賃金の上昇やコロナ禍の現金給付で積み上がった貯蓄も消費者心理を下支えしている。
設備投資は政府による財政支援などが押し上げ要因になったとみられ、７・７％増と前期（０・６％増）から大きく伸びた。住宅投資は住宅ローン金利の上昇で冷え込みが続き、４・２％減と前期（４・０％減）から下落幅が拡大した。
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