都市の脱炭素、建物を環境配慮型に G7都市相会合開幕
G7都市相会合の関連イベントに参加する斉藤鉄夫国土交通相（7日、高松市）=国交省提供主要7カ国（G7）の都市相会合が7日、高松市で開幕した。温暖化ガスの排出量が多い都市部の脱炭素策について協議する。建物の建築基準などのルールを整備して環境負荷の低減を目指す。急成長する途上国に技術支援して課題に共同対応する方針を確認する。7日は現地で歓迎式典などを開いた。8日からの2日間の会合で本格的に討議する。最終日に共同声明の採択を目指す。会合では①都市の脱炭素や災害対策②都市と地方の格差是正③都市開発のデジタル活用——の3つが主な議題になる。ロシアから侵攻を受けているウクライナの支援策もテーマになる。国際エネルギー機関（IEA）によると、エネルギー関連の二酸化炭素（CO2）排出量のうち70%は都市に由来する。建築物や自動車からの排出が目立つ。各国は再生可能エネルギーを活用しやすいまちづくりや、ビルの敷地や屋上での緑地確保などを検討する。「都市緑地」はCO2の吸収や野生生物の生育に効果があるとされる。建築物分野は、断熱性や気密性などの建築基準や関連法の整備を視野に入れる。G7で採択を目指す「香川・高松原則」に、脱炭素の取り組みを途上国にも広げると明記する。優良事例や技術などを共有する。ウクライナ支援については破壊された重要インフラの修復に向けた協力を確かめる。港湾や道路、ダムなどの復旧が念頭にある。
主要7カ国（G7）の都市相会合が7日、高松市で開幕した。温暖化ガスの排出量が多い都市部の脱炭素策について協議する。建物の建築基準などのルールを整備して環境負荷の低減を目指す。急成長する途上国に技術支援して課題に共同対応する方針を確認する。
7日は現地で歓迎式典などを開いた。8日からの2日間の会合で本格的に討議する。最終日に共同声明の採択を目指す。
会合では①都市の脱炭素や災害対策②都市と地方の格差是正③都市開発のデジタル活用——の3つが主な議題になる。ロシアから侵攻を受けているウクライナの支援策もテーマになる。
国際エネルギー機関（IEA）によると、エネルギー関連の二酸化炭素（CO2）排出量のうち70%は都市に由来する。建築物や自動車からの排出が目立つ。
各国は再生可能エネルギーを活用しやすいまちづくりや、ビルの敷地や屋上での緑地確保などを検討する。「都市緑地」はCO2の吸収や野生生物の生育に効果があるとされる。
建築物分野は、断熱性や気密性などの建築基準や関連法の整備を視野に入れる。G7で採択を目指す「香川・高松原則」に、脱炭素の取り組みを途上国にも広げると明記する。優良事例や技術などを共有する。
ウクライナ支援については破壊された重要インフラの修復に向けた協力を確かめる。港湾や道路、ダムなどの復旧が念頭にある。
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