松江山本金属が新工場 41億円投資、大型部品の生産強化
立地に関する覚書を結んだ松江山本金属の山本社長（右から2人目）と島根県の丸山知事（左端）ら（18日）金属加工や精密加工を手掛ける松江山本金属（大阪市）は、松江市で工場を増設する。大手工作機械メーカーなどからの受注増に応えるもので、約41億円を投資、大型部品の生産能力を現在の2〜3倍に引き上げる。島根県、松江市と立地に関する覚書を締結し、県と市は計約4億6000万円を助成する。松江山本金属は山本金属製作所（大阪市）グループの系列企業。2016年に松江市に進出し、縦6メートル横3メートル、重さ10トンまでの大型部品を生産している。今回、現工場の隣接地に新たな土地を取得し、鉄骨平屋建ての工場を2棟（延べ床面積は計約9400平方メートル）建設する。すでに着工していて24年5月末の完成予定、本格稼働はその1年後の見込みだ。新工場には高周波焼き入れ装置や工作機械など新たな機械を10台以上導入。同社はこれまで切削加工しかしていなかったが、「稼働後は後工程である熱処理と研削研磨まで一貫加工が可能になる」（山本泰三社長）という。工場全体の温度管理を徹底した新鋭工場とし、付加価値の高い大型精密部品を生産する。松江山本金属の22年12月期の売上高は約10億円。新工場の稼働で、売り上げ規模を2〜3倍にすることを目指す。
金属加工や精密加工を手掛ける松江山本金属（大阪市）は、松江市で工場を増設する。大手工作機械メーカーなどからの受注増に応えるもので、約41億円を投資、大型部品の生産能力を現在の2〜3倍に引き上げる。島根県、松江市と立地に関する覚書を締結し、県と市は計約4億6000万円を助成する。
松江山本金属は山本金属製作所（大阪市）グループの系列企業。2016年に松江市に進出し、縦6メートル横3メートル、重さ10トンまでの大型部品を生産している。今回、現工場の隣接地に新たな土地を取得し、鉄骨平屋建ての工場を2棟（延べ床面積は計約9400平方メートル）建設する。すでに着工していて24年5月末の完成予定、本格稼働はその1年後の見込みだ。
新工場には高周波焼き入れ装置や工作機械など新たな機械を10台以上導入。同社はこれまで切削加工しかしていなかったが、「稼働後は後工程である熱処理と研削研磨まで一貫加工が可能になる」（山本泰三社長）という。工場全体の温度管理を徹底した新鋭工場とし、付加価値の高い大型精密部品を生産する。
松江山本金属の22年12月期の売上高は約10億円。新工場の稼働で、売り上げ規模を2〜3倍にすることを目指す。
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