金属労協議長、「賃上げ単発で終わらせず」 交渉24年も
金属労協の定期大会に登壇する金子晃浩議長（5日、東京都江東区）=オンライン中継から自動車や電機など主要産業の労働組合でつくる金属労協は5日、東京都内で定期大会を開いた。金子晃浩議長は2024年の春季労使交渉について、「大幅な賃上げを単発で終わらせず、日本の国際競争力を維持向上させていく」と述べた。日本の賃金の相対的な低さを念頭に「賃金水準をさらに引き上げることで、経済を軌道に乗せ人材を確保する」とも語った。金子議長は23年の労使交渉について、「急激な物価上昇への対応が労使の共通認識となり、ここ数年にない大幅な賃上げを獲得できた。こうした成果は非正規雇用で働く人や取引先の従業員に波及し、日本経済好転の機運作りに貢献できた」と振り返った。大会では今後の活動方針や役員人事などが承認された。来賓として出席した連合の芳野友子会長は「物価が急激に高騰し、23年の春季労使交渉にかける思いも例年以上だった。この流れを来年、再来年と継続することが経済の好循環実現につながる」と語った。金属労協は活動を国際的な労働運動や人材育成に絞り、金属労協に所属する組合同士の情報共有などその他の活動を連合に移す方針を示している。
自動車や電機など主要産業の労働組合でつくる金属労協は5日、東京都内で定期大会を開いた。金子晃浩議長は2024年の春季労使交渉について、「大幅な賃上げを単発で終わらせず、日本の国際競争力を維持向上させていく」と述べた。日本の賃金の相対的な低さを念頭に「賃金水準をさらに引き上げることで、経済を軌道に乗せ人材を確保する」とも語った。
金子議長は23年の労使交渉について、「急激な物価上昇への対応が労使の共通認識となり、ここ数年にない大幅な賃上げを獲得できた。こうした成果は非正規雇用で働く人や取引先の従業員に波及し、日本経済好転の機運作りに貢献できた」と振り返った。大会では今後の活動方針や役員人事などが承認された。
来賓として出席した連合の芳野友子会長は「物価が急激に高騰し、23年の春季労使交渉にかける思いも例年以上だった。この流れを来年、再来年と継続することが経済の好循環実現につながる」と語った。
金属労協は活動を国際的な労働運動や人材育成に絞り、金属労協に所属する組合同士の情報共有などその他の活動を連合に移す方針を示している。
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