武田、米国で肺がん薬販売中止 治験で効果示せず
武田薬品工業は肺がん治療薬の米国での販売を取りやめる武田薬品工業は3日、肺がん治療薬の「エクスキビティ」について米国で販売を取りやめると発表した。米食品医薬品局（FDA）から条件付きで販売できる「迅速承認」を受けたが、その後の臨床試験（治験）で効果が示せなかった。エクスキビティは経口投与する肺がんの治療薬で、米国で21年に迅速承認を取得した。英国や中国などでも条件付きで承認されて販売していた。正式承認の取得に向けて治験を続けていたが、薬の投与によって病気の進行を防ぐ期間の評価項目を達成できなかった。武田は治験結果を受けてFDAと議論し、エクスキビティの販売中止を決めた。今後、米国以外の国・地域でも販売を取りやめる可能性がある。2024年3月期の連結業績予想については「影響額を引き続き精査し、必要に応じて適切に見直す」（同社）としている。
武田薬品工業は3日、肺がん治療薬の「エクスキビティ」について米国で販売を取りやめると発表した。米食品医薬品局（FDA）から条件付きで販売できる「迅速承認」を受けたが、その後の臨床試験（治験）で効果が示せなかった。
エクスキビティは経口投与する肺がんの治療薬で、米国で21年に迅速承認を取得した。英国や中国などでも条件付きで承認されて販売していた。正式承認の取得に向けて治験を続けていたが、薬の投与によって病気の進行を防ぐ期間の評価項目を達成できなかった。
武田は治験結果を受けてFDAと議論し、エクスキビティの販売中止を決めた。今後、米国以外の国・地域でも販売を取りやめる可能性がある。
2024年3月期の連結業績予想については「影響額を引き続き精査し、必要に応じて適切に見直す」（同社）としている。
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